当たらないミサイル 2012 7 15

 時々、ニュースで、
「中国は、アメリカの原子力空母を寄せ付けないために、
対艦弾道ミサイルを開発した」とありますが、
これは、「当たらないミサイル」の見本のようなものです。
 そもそも、弾道ミサイルとは、
固定された目標を狙うもので、
空母のような動く目標には適当ではありません。
 原子力空母というと、あまりにも巨大で、
動きも鈍いと思っている人が多いでしょうが、
意外にも、原子力空母は、敏捷性があります。
 公表されているデータでは、
たとえば、原子力空母ロナルド・レーガンでは、
最大速度が30ノット以上(時速56キロ)とあります。
 実は、私は、原子力空母の就役前の訓練、
おそらくシェイクダウンクルーズ(整調巡航)の動画を見たことがあります。
 その時の印象では、原子力空母は、「意外にも小回りが利く」、
あるいは「実に意外な動きをする」というものでした。
そういうわけで、弾道ミサイルは、原子力空母には当たりません。















































































































トップページへ戻る